Eawag は世界有数の水研究所です。そ の強みと成功の基盤は、75年間にわたって 培ってきた研究、教育、継続教育の連携、 およびコンサルティングと知識移転にあり ます。自然科学、工学、社会科学分野の協 力により、比較的自然なままの水域から完 全に人工的な排水管理システムにいたるま で、水に関する研究を総合的に行うことが できるのです。Eawag ではテーマ全般の 研究活動の重点を、水を利用する人間のニ ーズはどのようなものか、また水界生態系 の必要性・機能・抵抗力の保持をいかにし て調和できるか、に置いています。

24人の教授、170人の専門職員、160人の ポストドクターが在籍し、Eawag という独 特の研究環境下に集まっています。本研究 所では、どのようにして新しい科学的知見 をもたらし、基本的な社会的ニーズを明ら かにするかという問いを追求することがで きます。その際に、複数分野にまたがった 連携および経済・産業界の利害集団の関 与は重要な役割を担っています。

2013年から、Eawag ではエネルギー効 率の問題および再生エネルギー(特に水 力)により集中的に取り組んでいます。河 川再生の分野では、「スイスの河川」プロ グラムで実用での協力を深めています。同 時に、生物学的多様性と河川網との関連 性といった基礎研究にも継続して取り組 んでいます。スイス連邦が決議した汚染 物質除去用浄水場の改良では、複数分野 にまたがるプロジェクト「Eco Impact」 に Eawag が参加しています。研究プロジ ェクトを支援するために、2013年と2014年 には実験プラントの拡張が計画されていま す。これらの活動で、Eawag は科学的優位 性をさらに拡大していきます。ETH Zurich には Max Maurer が、そして EPFL には Alfred Wüest という2人の教授が加わり、 研究所は若手専門職の育成も含めたノウハ ウを社会に伝搬しています。