WSLは地球環境の変化や自然の生態と文化的景観の利用および保護を研究しています。WSLは、森林や景観、生物の多様性、自然災害や雪氷の状態と変遷を観察・監視し、学界や社会のパートナーと共に社会に関連する問題に対して持続可能なソリューションを提供すべく研究開発を行っています。

WSLは、ビルメンスドルフ、ダボス、ローザンヌ、カデナッツォおよびシオンの各拠点に合計500人余りの職員が勤務し、そのうち約半数は学術専門職員であり、60人以上が博士課程に在籍しています。さらに、約150人の技術職員と50人の事務職員のはか、15人の実習生とインターンが在籍しています。職員の約4分の1は、ダボスにあるWSL雪氷・ 雪崩研究所(SLF)に勤務しています。

連邦環境局(BAFU)との共同研究プログラムである「森林と気候変動」では、基礎研究に取り組んでいます。そのおかげで、森林局や事業主、森林所有者および政策決定者は、気候の変化に伴うリスクと森林の適応能力を正しく判断し、効果的な適応措置を講じることができます。このプログラムは2017年に終了する予定です。

WSLは、スイス極地研究所(SPI)の創設メンバーです。SPIは2016年以降、北極と南極におけるスイスの研究調整と推進を担っています。高山というのはある意味「第三の極」を形成しているとも言えるため、WSLでは気候変動における雪氷や永久凍土、氷河学またはツンドラに類似した生息地の生態学などにも、多くの専門知識と豊かな経験を応用することができます。